世界観のあるデザイン・アートディレクションを

デザイナー・アートディレクターの働きは一見、
短期的にはバナー1つ作るところから、長期的な会社の見え方を変えるような幅の広い仕事ですが、
一つひとつのビジネスやプロジェクトにおいて、選択肢や可能性を広げ、決断をするお手伝いをするパートナーであることも大切な働きです。

意図が明確で、美しく、機能的であることは当然とし。
一つのデザインを作る時に常に考えていること、それは“世界観があるか”、“人を惹きつけられる魅力が表現できているか”。
“らしさ”や“唯一無二”という言葉に置き換えることも可能かもしれませんが、
私は“世界観”と呼び“人を惹きつけられるかどうか”でデザインの方向性を決めています。

世の中には類似や同カテゴリーに属する会社、作品、プロジェクト、商品はあるが、一つとして同じモノは存在しません。
きっとインターネットで検索をすれば、適用できる素晴らしいデザインも見つけられることでしょう。
しかしながら、クライアントとそれらの中にある微差を見つけ出すことで、荒削りなカテゴリーでの認識から、本当にデザイナーが向き合うべき本質へと視点を移すことができます。

グラフィックデザインは全面的に視覚に頼るものですが、
対象の感情や匂い、感触、温度、音、大気の色、季節、時代、
あらゆる要素を表現に取り入れることで、
これまで言語化できていなかった“らしさ=世界観”のあるビジュアルを創り出します。

その会社や、商品、作品やプロジェクトに触れることで得られる世界やライフスタイルなど、
それらの圏内における“世界観”を創造し、伝えることが私の仕事だと考えています。